あわら市O様邸増築工事、耐震改修工事施工事例

お客様のご要望 妹からイッセイホームさんを紹介してもらいました。使っていない倉庫を解体して増築を考えています。既存住宅も古くなりました。寒い家を暖かくして、子ども部屋も確保したいです。(O様より)
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事例

 施工事例データ

施工箇所 増築
既存住宅全面改修
車庫
施工内容 増築
既存住宅スケルトンリフォーム
浴室
トイレ
洗面脱衣室
玄関
階段架け替え
耐震改修
断熱改修
サッシ入替
外壁張り替え
瓦補修
給排水工事

ご提案内容 増築部分と既存建物を繋ぎ合せて広い住まいにします。増築部分は現在の建築基準ですが既存建物は断熱性能が低く、旧耐震基準です。既存建物をスケルトンにして耐震補強並びに断熱改修を行います。国や市の補助金利用のご提案をしました。
施工前はこちら

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既存住宅です。外壁張替、スケルトンリフォーム、増築部分とを繋ぐ工事をします。 広い敷地に倉庫があります。全て解体します。増築、車庫を造ります。 階段は現在の基準に合わせ架け替えます。
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こちらは子供部屋にリフォームされます。 浴室は住宅ストック循環支援事業補助金を使用しリフォームします。 洗面脱衣室も暖かくします。洗面化粧台は入れ替えます。

施工中の様子

増築工事

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倉庫の中です。解体のため中にある物を運び出して頂きました。 解体工事が始まりました。中央にある大木も撤去いたします。 粉塵やホコリの飛散防止のため既存住宅と解体する建物の間に養生シートを設置します。
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解体した材木をトラックに積みこんでいます。材は廃材処理工場でチップ等にリサイクルされます。 廃材や廃棄物が運び出され、解体工事が完了しました。 広い土地に新しくお家が建ちます。地面を均しています。
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地鎮祭を翌日に控え中央にテントの用意をしました。 地鎮祭当日です。心配していた天気は快晴。施主様の日頃の行いの賜物ですね。 地鎮祭は土地の神をまつり、工事の安全とお家の繁栄を祈る儀式です。
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工事関係者代表としてお施主様ご家族と一緒に御祓いをしました。 神職と一緒に工事を行なう土地を清めます。 お施主様には刈初めの儀を執り行って頂きましたその土地の雑草を刈り取り、家を建てる準備を象徴する儀式です。
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伊勢谷が穿初(うがちぞめ)の儀を執り行いました。 神職が鎮め物を納めています。 安全を祈り、玉串を神前に捧げます。滞りなく終えることが出来ました。

基礎工事

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地盤調査後、地盤の補強を行います。専門業者に依頼しています。 固化材と土を攪拌しています。 転圧され地盤改良工事が完了しました。
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基礎工事着工前の丁張作業です。基礎工事の仕様が書かれた基礎伏図(きそふせず)と平面図、配置図等を照らし合わせて間口や奥行きを確認します。 レベルで高低差を確認し糸を張り、スケールで距離を測ります。図面通りに狂いが無いように印を付けていきます。 コンクリートを打設し、墨付け後、基礎の形状に合わせて鉄筋を配置しました。「家は基礎が大事」と言われます。基礎工事はこれからの工事の大切な工程です。

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基礎ベース部分にコンクリートを打設しました。 基礎の立ち上がり部分に合わせ型枠を配置します。その型にコンクリートを流し込みました。 養生期間を経て基礎が完成しました。
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ここから杉山大工の登場です。土台伏せが始まります。 コンクリートと木材の間に通気確保のために基礎パッキンを取付ます。 土台伏せが完成しました。いよいよ建て方です。

建て方

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加工場でカットされた木材(プレカット材)をクレーン車でおろします。 まずは通し柱と管柱を打ち込みます。 柱を建て終えると次は梁を建てていきます。柱の上に渡し、屋根を支える需要な部位です。

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小屋梁も組みあがりました。 だんだんと形が見えてきました。建て方は屋根の下地材を取り付けるまで行います。 接合部分に補強金物、筋交いと柱にも補強金物を取り付け固定します。

屋根工事

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垂木が組まれその上に野地板を取り付けます。 野地板を次々と張っています。野地板は県産材を使用しました。県産材を使用して県産材を活用したふくいの住まい支援事業補助金の採択を受けました。(満額15万円) 既存の建物が見えます。増築分とを繋いだ廊下の屋根に野地板を張っています。
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県産材の上に防水シート改質ゴムアスファルトルーフィング(ゴムアス)を張っていきます。
耐久性に強く抜群の強度を発揮します。これで工事中雨が降っても大丈夫
白いテープ「きずり」は重要な役目を果たしています。この上に瓦桟を打ち付けています。きずりの厚み分、ルーフィングとの間に隙間が出来、それにより瓦の下に入った雨水が溜まらずに軒先まで流れます。よって野地板と瓦桟の傷みを抑え良い状態に保つわけです。 次は瓦の取り付け作業です。重い瓦を瓦揚げ機で屋根上まで上げます。

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屋根上に上げた瓦を定位置に置いていきます。 瓦を止め付ける際、瓦の釘穴に耐候性の高い釘を差し込んで打っていきます。 一枚ずつ瓦を取り付けていき、棟部の作業に入ります。
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黒いものが見えます。
棟の部分に取付けられたこの部材は、棟換気部材です。瓦下の熱気がここから抜けるようになります。
瓦工事が完成しました。銀鼠色の瓦です。趣きのある屋根になりました。

木工事・設備工事・外壁工事

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木工事も進んでいます。
木材は金物で補強されています。使用する場所により補強金物の種類が違います。
壁に一部、外が見える箇所は窓部分です。高断熱樹脂窓を取り付けます。 お施主様と何回も打ち合わせを重ねます。杉山大工職人に施工指示をします。
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ユニットバスを取り付けました。サイズは1616、1坪タイプです。 天井、壁に断熱材を入れました。断熱材施工後、気密性シートを張りました。 気密シート施工後、木材を打ちました。その後石膏ボードを施工します。(天井部分は石膏ボード済みです)
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外壁を施工する前に防水紙を貼ります。外部からの水分を抑える防湿性と内部からの湿気を通す透湿性を高める役目をします。 屋根工事と平行に外壁工事が進んでいます。
防水紙の上に胴縁を打ち、金属サイディングボードを施工していきます。
ガルバリウム鋼板を施工しています。ガルバリウム鋼板は熱を反射し丈夫で長持ち、耐震性にも優れています。

既存住宅耐震改修工事

耐震診断

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耐震化の検討が必要な住宅ってどんな住宅でしょうか? それは、
旧耐震基準に基づき昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅です。


福井県では県と市町が連携して、住宅の耐震化を促進するために耐震診断と補強(改修)プラン作成の支援を行っています。

弊社代表伊勢谷は委託を受けた福井県木材住宅耐震診断士です。

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耐震診断、補強プラン費用(各5万円・計10万円)のうち9万円を国と県、市町が補助。
自己負担は1万円です。
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既存外壁です。鉄筋の入っている位置を確認しています。黄色の道具は鉄筋検査機。コンクリ内の鉄筋を探知する機械です。 オートレーザー機を使い室内の水平、垂直かどうかを確認しています。 床下調査です。実際に床下に入り確認をします。
調査の写真、データを元に具体的な耐震補強方法など耐震診断補強プランを作成します。

耐震補強工事

耐震診断の結果、耐震補強の必要があると判定。作成した補強プランに基づき耐震改修工事を行ないます。


138452-2.jpg 木造住宅耐震化促進事業(耐震改修)
O様邸では耐震改修補助金の交付決定を受けました。
【補助金額】80万円 (工事費用23%以内)全体改修工事
 補助金額は市町によって違います。
 改修後の住宅全体の総合評価(上部構造評点)が1.0以上となるように耐震改修工事を行ないます。 
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構造躯体だけ残しスケルトンにしました。 補強プランに基づき耐震金物等で補強します。
補強プランに沿って図面に細かく指示をして指示書を柱に貼り付けて確認しています。
ホールダウン金物を取り付けます。この金物は地震などの際に柱が抜けてしまわないように取り付けられる接合金物です。地震等で大きな力を受けやすい家の四隅など重要な部分に取り付けます。
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各部位によって補強金物が違います。筋交いプレートです。筋交いは地震の際の水平力に抵抗し、建物の倒壊や変形を防いでくれる重要な部分。筋交いと柱が離れてしまわない様、この金物で繋いでいます。 こちらの部分は別の金物で補強。補強プランとおりに作業が進みます。
木造住宅耐震化促進事業概要はこちらから
ラスボードのみだった箇所に筋交い木材、耐力壁仕様の構造用合板で耐震補強しました。構造用合板を用いることでその箇所が「面」になれば横からの力に強くなります。バランスを考えて補強をします。

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既存階段を新しく架け替えます。踏み面を広くして蹴上げを低くします。直線階段よりも中間に踊り場を設け、落下事故の被害を最小限にします。連続した手摺りを取り付けます。バリアフリーリフォームのポイントページにて詳しく記載しています。
廊下です。床に発泡プラスチック系の断熱材を入れました。断熱性を高める工事は住宅ストック循環支援事業補助金対象工事です。 壁には無機質繊維系の断熱材を入れました。様々な種類の断熱材があります。用途や金額に合わせてご提案します。断熱リフォームのポイントページにて詳しく記載しています。
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新しく玄関ドアを入れます。既存ドアを取り外しました。このドアは別の箇所に再利用します。 玄関床タイルは壊さず既存の玄関枠を取り外しています。 引き戸タイプの断熱玄関ドアが入りました。
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こちらの建物も解体します。

施工が完了しました

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増築部分と既存住宅を廊下でつなぎました。
シンプルモダンな佇まいです。
増築した外壁と同じ外壁材、ガルバリウム鋼板を張りました。玄関ドアはリクシル断熱ドアを採用。重厚感ある外観です。
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既存の梁を活かした縁側。床には断熱材を敷き込み痛みや凹みに強い和風床材を施工しました。 玄関の採光には高い省エネ効果を発揮する断熱樹脂窓APWを採用しました。デザイン性も兼ね備えた窓です。
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階段は架け替えて昇降しやすくなりました。 和室から納戸にリフォームされました。
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子ども部屋です。腰壁風のクロスを貼りました。 窓は木目調の複合サッシで。子ども部屋らしいナチュラル感いっぱいのお部屋になりました。
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O様邸のお客様インタビューはこちらからご覧ください。

 



外の風景も家の中も暖かさもガラッと変わりました。思い切ってお願いして良かったです。


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